【骨董品掛け軸の完全ガイド】価値を見抜く4大ポイントを専門家が徹底解説!

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「骨董品や掛け軸の価値は何で決まるのか知りたい」

「真贋を見極めて損をしないコレクションを増やしたい」

骨董品や掛け軸に興味をお持ちの方の中には、このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、骨董品としての掛け軸について以下の点を中心に詳しく解説します。

・骨董品とは何か ・掛け軸とは何か ・価値を決める4つのポイント

骨董品や掛け軸にご興味のある方はご参考いただけますと幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

骨董品とは?

まずはじめに、骨董品とは何かについてご紹介します。

一般に骨董品は製作から100年以上経過し、歴史的/美術的価値を備えた工芸品や美術品のことを指します。

一点物が多く作者や時代背景が明確なほど、市場でも高い評価を受けやすい点が特徴です。

また、 保存状態や付属品の有無も価格を左右するため、購入時には由来書や箱書きの確認が欠かせません。

掛け軸とは?

次に、掛け軸とは何かについてご紹介します。

掛け軸とは、書や絵を縦長の布や紙で表装し、上下に軸木を付けて巻き取れるようにした軸装形式の書画です。

季節や行事に合わせて掛け替える「しつらえ」の文化を背景に発展し、茶道や床の間装飾と深く結びついてきました。

巻き上げて収納できるため保管や持ち運びが容易で、表装を張り替えることで作品の寿命を延ばせる点も特徴です。

掛け軸の価値を決めるポイント

次に、掛け軸の価値を決めるポイントについて、以下の4つをご紹介します。

1,作者/落款と印章の真贋

2,紙/絹/表装など素材の状態

3,構図/筆致/題材の希少性

4,箱書き/由来書など付属品の有無  

①作者/落款と印章の真贋

掛け軸の価値を決めるポイントの1つ目は「作者/落款と印章の真贋」です。

落款や印章が本物かどうかは、その作家が残した他の作品と筆跡や印影を比較することで見極められます。

印章が浅く潰れていたり、印泥の色合いが当時のものと異なる場合は要注意です。

鑑定書や展覧会図録など、公的な資料と照合して裏付けを取ることが高額取引で失敗しない最大のポイントになります。

 

②紙/絹/表装など素材の状態

2つ目は「紙/絹/表装など素材の状態」です。

本紙にシミやヤケ、虫食いがあると、美観だけでなく市場評価も大幅に下がります。

裂地の剥離や裏打ち紙の劣化は修復費用がかさむため、購入前にライトで透かしてダメージの範囲を確認しておくと安心です。

紙や絹のハリや色合いからは、保管環境が適切だったかどうかもおおよそ判断できます。

 

③構図/筆致/題材の希少性

3つ目は「構図/筆致/題材の希少性」です。

同じ作家でも、代表作と呼ばれる構図や季節感あふれる題材はコレクターの需要が高く、価格が数倍まで跳ね上がることがあります。

墨の濃淡を巧みに操った躍動的な筆致や、大胆な余白の取り方が見られる作品は、その作家の力量を物語る重要な手がかりになります。

また、制作点数が少ないテーマやシリーズ物の完品は特に希少価値が高く、将来的な資産性にも期待できます。

 

④箱書き/由来書など付属品の有無

4つ目は「箱書き/由来書など付属品の有無」です。

共箱/外箱/極札/由来書といった付属品は「作品の履歴書」といえる存在です。

特に権威ある鑑定者の箱書きや、旧蔵者が名家であることを示す来歴は、真贋の裏付けと価値の向上に大きく役立ちます。

購入時は箱の継ぎ目や墨跡の時代感も合わせて確認しましょう。

本物の掛け軸を見極めたい方へ

掛け軸は一点ごとに状態も履歴も異なり、写真だけでは判断できない要素が多くあります。

購入を検討する際は、実物を手に取り、光に透かして紙質や筆跡、裏打ちの状態まで確かめることが大切です。

また、信頼できる骨董商や専門の鑑定機関に相談し、複数の意見を聞くことでリスクを最小限に抑えることができます。

作品の風合いにじっくり向き合いながら、真贋と価値を見極める楽しさも掛け軸コレクションの醍醐味です。

本記事の内容が皆さまの掛け軸選びに少しでも役立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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